様々な業種が市場参入

コロナ禍に伴い、キッチンカーを始めとする車両を用いた移動販売に参入する事業者が年々増加しています。コロナ禍以前では、人が集まる場所への出店と集客行為、ECへの集客行為が基本的なマーケティング戦略となっていました。コロナ禍により、店舗への集客がより困難になり、EC化へのビジネスシフトが避けられないものになり、これまでのマーケティング戦略だけでは生き残ることが困難になっています。新たなマーケティング戦略として、車両を用いて顧客がいる場所に赴き、販売・体験の提供を行う先駆的な事業者を紹介していきます。

無印良品

https://www.muji.com/jp/shop/service/mobilesales/

無印良品さんの特徴は
・中山間地域を中心に展開している
・商品だけでなく、コミュニケーションに注力を置いている
・リアルタイムで、どこに車両店舗があるかわかるようになっている
点があります。

地域で助け合うことのできる「暮らしやすく住みやすい持続可能な地域づくり」に向けて、商いを通じて人と人とのつながりを創出することを目指します。

さすがは無印良品さんですよね、共感します!

メガネスーパー

続いては、メガネスーパーさんです。メガネスーパーさんの特徴は
・店舗と同じサービスを、体調不良やけが、外出が困難な方向けに提供している
・来てもらうことを、電話で予約することができる
・メガネだけでなく、補聴器も提供している
点です。特にメガネや補聴器を必要とされる高齢者の方に喜ばれるサービスとして提供されている印象ですね。

なんと無印さんとも一緒にやってる?ツイッターの投稿も見かけました。共同でやるのはいいですよね、ユーザーもありがたいと思います。

他にもOWNDAYSさん、JINSさんなどメガネ関連事業者の参入も目立ちます(一部過去のも含みます)

セブンイレブン

続いては、セブンイレブンさんです。セブンイレブンさんの特徴は
・買い物支援、見守りなど高齢者支援の取り組み
・そのため、販売場所は高齢者施設や山間住宅エリア、公民館など
・店舗のネットワークを活かし、全国100店舗以上の展開
という点です。フランチャイズの仕組みを活かして、全国のフランチャイズオーナーさんの裁量で判断できるような形にしてるのではと思われます。

さすがはセブンイレブンさんですね、台数は移動販売市場でもトップクラスなのではと思います。

他にもコンビニではローソンさんやファミリーマートさんも参入しています。

イオン/マックスバリュ

イオングループでも、買い物弱者の支援として移動販売を行なっています。イオングループの特徴は、
・買い物弱者の支援に重点を置いている
・中山間地域だけでなく、大規模集合住宅エリアにも定期的に巡回している
・マックスバリュ、ダイエーなどのグループとも連携し全国的に実施している
という点です。先ほどのセブンイレブンさんと同様に、全国各地の店舗を拠点に、車両を用いて買い物が困難な方向けに提供している印象です。

更にイオンさんは、トヨタ自動車さんと共同で水素自動車を用いた移動販売事業も開始されています。現在は福島県の双葉町と浪江町での実施とのこと。こちらも全国への拡大に期待が持てますね。
(https://newswitch.jp/p/32366)

デニーズ

続いてはファミリーレストランのデニーズさんです。キッチンカーは多く普及していますが、大手レストランチェーンからも参入されています。

松屋

(http://sai2.info/archives/20210309-03.html)

同様に、ファストフード領域では松屋さんも進出しています。要望があれば、スポーツ大会や文化祭など、イベントへも出張で出店してくれるそうです。

ロイズチョコレート

続いてはチョコレートメーカーのロイズさんです。ロイズさんの車両は、さながら固定店舗のような内装でかなり気合が入っています。

ロイズの工場がある北海道・当別町の姉妹都市「宮城県大崎市」周辺と「愛媛県宇和島市」周辺、九州地区、京都府を中心に「移動販売車」を走らせています。2022年4月には、中国地方に初出店します。

北海道の会社であるものの、展開エリアは全国のようですね。関東ではまだ見かけたことがないのですが、今後の展開が楽しみです。

松栄堂

続いては、お香の移動販売を行う松栄堂さんです。創業300年という超老舗企業で、このような新しい市場にチャレンジしている姿は企業の鏡だなとつくづく思います。

まだまだたくさんの参入事業者がいらっしゃるので、随時ウォッチしていこうと思います。

※画像、原稿等ホームページなどから抜粋させていただいております、ご容赦くださいませ

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